まずはじめに。
今回の記事は画像が無い。
昨日の私の“戦い”を、文章のみでお伝えします。

ハラハラドキドキ物語。
しばしお付き合い下さいませ。


************

昨日11:00am頃。
「また行ったんかい。」の、西宮ガーデンズへお買い物。
ひとりでぶらぶらと、ウィンドウショッピング。
 
駐車場代を気にせずすむように、昨日は電車で。の~~んびりぶらつきましたよ。
(一駅だけなんだからね、常に電車で行け!ってね。) 

 
そんな時間から行ったら、当然お昼におなかがすくわけで。

でーもーなーーーー。

私、こう見えてだめなんです。
ひとりでご飯屋さんに入れない人。

別に格段人見知りする。とかじゃないんだけど、これだけはどうもクリアできなくて。
フードコートとかなら大丈夫なんだけど。

何故、昨日はそんなフードコートに行かなかったのか。
何故、無理をしてしまったのか。




13時が過ぎ、そろそろ食べようかな。。と思いながら、ふと思い出したお店が
神座(かむくら)ラーメン。
この春にフードコート内ではなく、一つの店舗としてガーデンズ内にオープンしていて。

以前チラ見した時に、あれ?私の知ってる神座のイメージじゃないぞ??
なんだかオシャじゃないか!
と思っていて。

で、今回もちらりと中を覗いてみる。
ん?奥の方に見えるあれはカウンター席か??
よし。おひとり様だ、間違いなくあそこに通されるだろう。
あそこなら大丈夫、前だけ見ておけばいいから、他の人の目を気にせずに済みそうだ。


「いらっしゃいませ~。何名様ですか。」

「ひとりです。」
言えた!ヒロミ、大人になった!(アホ)

「こちらどうぞ。」


と通された先が、




「え・・・。汗」



カウンターはカウンターなんだけど、向かい合わせ。
細長~いテーブルを囲うように、ぐるっと椅子が並んでいる。
そして、真ん中にずらっとメニューやピッチャーが置いてあって、向かいの人と共用。

きたか。このパターンか。
くっそうだましおってからに。くっそう。
なんだよもう、あの奥の席がカウンターだと思ってたのに、違うじゃないかああああああ!!

仕方がない。
もう座ってしまったんだ、覚悟を決めるしかない。


目の前にはメニュー。
そしてそのメニュー越しに50代ぐらいのスーツきたサラリーマン。
この人は、私が入ってくる前から座っていた。

しまった。

ひとつずれて、この人と斜めになるように座ればよかった。
目の前過ぎて、なんだこの落ち着かない、気持ちの悪い距離感は。

そんな彼はどこか一点を集中している。
おそらくメニューは注文し、出てくるの待ちだと思われる。
(なんだ、何してんだ、どこ見てんだ、何が見えるんだ。ヒヤヒヤ)


ややや、バレてはいけない。
ここは冷静を装うんだ、ヒロミ!

メニューを手にする。
「お、お、おい、おい、おいしおいおい、おいしいラーメン一つ下さぁぁぁい!」

よおおおおし!
ミッションクリア!注文できたぞ!!

さあここからだ。
ここからが問題なんだ。
ラーメンがくるまでの時間。これが問題なんだ。

とりあえずスマホを手に取る。
たいして見るものもないのに、無駄にいじる。
もう何を見ていたかは記憶にない。ただただ、スマホの画面をガン見しておけばいいんでしょ、こういう時。


ああしんどい。とてもしんどい空気が流れているよ・・・。

でももう後には引けないんだ、頑張れヒロミ。


「お待たせしました、なんちゃらラーメンと、なんちゃらのセットです。」
向かいのサラリーマンのところにラーメンが運ばれてきた。

よし。早く食べろ。
ものすごく早く食べろ。
そして早く出て行ってくれ。
私の視界を広げさせてくれ。頼む。


つる。
つる。
つる。



え。


 
 



もんのすご、お上品。





私の視線はスマホ一点集中だけど、耳は完全にサラリーマン。
 なんなん?アナタ何人?
なんだそのラーメンの食べ方は!
女子か。
そうか実は女子だな。

目の前の人をガン見するわけにはいかないから、なんとなくの視界に入ってくる感じから勝手に50代のサラリーマン風。とか思ってたけど、女子やったんか。


勇気をだしてチラリ。




やっぱりおっさんやないかい!!






あかん。
しんどい。
ラーメンがくる前から、もうしんどい。
もうグラスのお水が空いてしまったし。
する事ないから、ついついお水を飲んでしまう。




唯一の救いが、私の右隣りに座った20代ぐらいの男子が、
「これぞラーメン!」な食べ方をしてくれていたこと。
ズズズズッと、気持ちよくラーメンをすすり、おいしそうに食べてくれていた事。
なんていうか、とても気持ちが楽。


・・・・って、どんだけ私はカチコチになってんだ。
も一回水を・・・。

と思ったら、水が入っていない!そうだ、全部飲んじゃったんだ!




お水のピッチャーが、右側と左側、どちらにも私の位置から斜め前のところに置いてある。

ど、ど、どっちに手を伸ばせばいいんだ。ワナワナ

はい、ここポイント。
こういうのが、おひとり様ご飯で嫌な時のポイント。
ど、ど、ど、どっち・・・・・・・・ワナワナワナワ・・・・・
と、まわりからしたら、そこテンパるとこちゃう。って言われそうやけど猛烈にテンパる。


「おまたせしました、おいしいらーめんです。」

なっ!ラーメンがきてもうた!
お、お水が、おみ、おみずいれお水入れたかったけど、うああおみz!!!


バカみたいにテンぱるヒロミ。


分かった、お水はもう我慢する。泣




ででん!とラーメン。
大好きな神座のラーメン。
最近では、フードコートでしか食べなくなったけど、ちゃんとしたお店で食べるの久しぶりだな~。
うふふ♡楽しみ~。
と、一瞬至福の時間が流れるも、それはきっと1秒ぐらい。

すぐに新たな戦いが始まる。



目の前には、女子よりも女子な食べ方をするサラリーマン。
小さな小さな音で、ツツツ。とラーメンを食べるサラリーマン。


よーし。こんな女子サラリーマンは無視だ。
無視しておけばいいんだ、音なんて気にしなくていいんだからあああ!!!

ズズズッ











ゲホッ!




1発目から速攻むせる。
だからテンパりすぎなんだ。

しかし、熱い。そして、暑い。
神座のラーメンはちょっとピリリとしてるんだけど、こんなに冷めにくかったっけ?

と思ったら、ここのラーメン鉢、あのメラミン食器じゃなくて、陶器。
神座で陶器の鉢、初めて見た。
冷めない。この鉢、ぜんっぜん冷めない。
すんごい熱い。

全く猫舌でもないんだけど、熱い!!









お水飲みたいヨ・・・(´・ω・`)




だめだ、今の私にはハードルが高すぎる。
ピーチャーに手を伸ばすのはまだ出来ない。

熱いのを我慢して頑張って食べる。
ツツツ。の音は完全に無視して、自分のペースで食べる。


しまった。
そうだった。
忘れてた。



かろうじて平静を保てていたのに、ここで事件が発生。

そうだった、ラーメン食べるとこうなることを忘れていた。











出てきた。








さあどうする。
この次なる事件、どう解決する。
やっちまったな、自分。
熱いの食べたら鼻水出てくることを忘れちまってたな、自分。

別に「タッラ~」と垂れて出てくるわけじゃないんだけども、
きっと今私の左の鼻の穴は、近くで見るとキラリと光っているはず。

一生懸命すするんだけども。
垂れる鼻水じゃないからいいくらすすっても、鼻イン。しないんだな、これ。

お水のピッチャーでさえ手に取れない私が、
この場で鼻をかむ???


で き る わ け が な い。



とにかく食べよう。
早く食べきろう。
そして早く出よう。




と頑張るも。
どうしてもお水が飲みたい。。

よし。距離的にはこっちだ。左のピッチャーのほうが近いぞ。
よし決めた。
ヒロミ、挑む。
ピッチャーを取ってお水を入れるぞ!



「いらっしゃいませ、こちらどうぞ。」


どわ!
人が来た!

私の左に人が来た!
耳にイヤホンつけたままの、30代と思われる女性が入ってきた!
なんだその堂々たる佇まいは!
すごい!すごいぞ!尊敬!


この女性が座った次の瞬間。
邪魔だったんだろうな、うん。目の前にあるのが邪魔だったんだろうな。

お水のピッチャー、めっちゃ遠いとこに置かれてしもた。





お水飲みたいヨ・・・(´・ω・`)






 


久しぶりに食べたフードコート以外の神座のラーメン。
ラーメンだったっけ?
何食べたんだったっけ?
おいしかったのかどうだったのか、もう全く何も覚えていない。

目の前のツツツサラリーマンよりも早く、誰よりも早く、店を出た。
こんなに早くラーメンを食べたのは初めてだ。
何も一切味わっていない。






そしてお店を後にして、私は自販機でお茶買いましとさ。
そしてトイレで鼻もかみましたとさ







ひとりごはんなんて大嫌い。
 



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