カテゴリ:■ワンのこと > ├ヘルニア記


【2019.5.12 日曜の朝】

朝起きて、まずはトイレに連れて行く。

これは毎朝の日課。起きたらまずトイレ。彼はコマンドしてからじゃないとトイレに行かない。
(一切教えていない、4年ほど前からなぜかそうなった。めっちゃ目で訴えてくる。)

この日も「はい、シーシーハウス~。」と言ったらいつもどおり排尿をした。

後ろ足、ふらふらだけど、自力で出来た。自力で立つことも出来ている。 



・・・が。


お昼頃から完全に後ろ足をひきずるようになった。
え?こんなに早く進行するものなの??と思うぐらい、ほんとにあっという間だった。


早く病院に連れて行きたい。
早く、早く、早く。

でも予約は16時しか取れなかった・・・もやもや、もやもや・・・

 


これが、その時の様子。

↓↓↓


完全に、後ろ足が両方とも麻痺しています・・・




予約の時間(16時)より早いけど、15時に連れて行く。

びびり犬日本代表のシェイクは、病院が大大大大大の苦手。

到着して待合所の椅子に座るや否や、わおーんわおーんと鳴き、がたがたぶるぶる。
お、おじさん、相変わらずだな・・・

そして名前を呼ばれ、院内に響き渡るお~~ん。くお~~んと、ありったけの大きな鳴き声を出し、診察室へ。


椎間板ヘルニア・グレード4」確定。




ちなみに。

グレード1:
麻痺は無いが脊髄(背骨)を痛がり、動くことや抱っこを嫌がる。

グレード2:
痛みはある。歩行可能だが、後ろ足の力が弱くなってふらふらしたり、足先をすりながら歩く。

グレード3:
部分的な麻痺。後ろ足は起立することはできるが、歩行はできない。排尿は可能。

グレード4:
完全麻痺。歩行も起立も不可。完全に運動能力を失った状態。自力排尿も不可になる。
が、深部痛覚はあり、足先や水掻き部分等を引っ張ると嫌がる素振りを見せる。

グレード5:
グレード4同様に完全麻痺の状態で、深部痛覚もなくなる。鉗子などで強く挟んでも全く痛みを感じなくなる。





シェイクはグレード4。

事細かく状態を先生に話していたんだけど、どうやらお昼まではグレード2~3だったようだ。

「予約が早く取れていれば・・・」と思っていたら、先生が

「こういう時は予約無しでもいいんだから。早く来て。」と言われた。



(´;ω;`)?

え。
そうなの?

(´;ω;`)




土日祝関係なく365日開いていて、ここはとても患者数の多い病院。
1時間早くフライングしたものの、律儀に予約時間守っちゃったよ…



回復がびびるほど早く、歩けたようになったからいいものの、

 もし回復していなかったら。
 もしもっとあの時、早く病院行けていたら。

って、後悔しきりだったと思う。




シェイクは深部痛覚ありのグレード4。

深部痛覚もないグレード5を発症してしまうと、
発症から48時間以内に手術をしないと、回復の見込みは極端に悪くなるとのこと。

ヘルニアは、発症したらすぐに病院へ連れて行くのがいいそうです。



色々、色々説明を聞く。

発症時からの様子を、時系列でかなり事細かく聞かれる。

その間、ガクブルしながらこっちの顔をつぶらな瞳でずっとずっとずーーーっと見つめるシェイク。

私:
「今って痛みはあるんですか?」

先生:「ここまでなると、もう痛みすら無い状態です。何も感じていない状態。」




あかん、泣く。


あかん、とてもあかん。




びびり日本代表犬と、

涙腺よわよわ日本代表の私。







わあああああああ






うぐぐぐぐぐぐぐーーーーと必死に堪えていたのに、
涙腺崩壊。


シェイク、ごめんよ。
すぐに連れてくればよかったのに。ほんまごめん・・・・・



「今はもう、排尿排便も自力ではできない状態だから。」
と先生に言われ、

(´;ω;`)ぶわあああ




私:「尻尾は振れるんですか?」

先生:「いや、尻尾もだめやね。もう振れない。」



(´;ω;`)ぶわあああ


いやほんま、あかん。





グレード4にもなると即手術が基本なので、
「このまますぐMRIを撮ります。」と。

で、普通なら麻酔をしてMRIを撮り、そのまま手術という流れのはずが。

この日は手術の予定が他にいっぱいあり、シェイクの手術がどうにも出来ない、明日になる。と言われてしまった。


え・・・


すぐに、早くに手術しないといけないグレード4なのに、今日は手術ができないですって!?!?
 


「じゃあ他の病院に行く!!」

ということが頭をよぎる。


が、

・MRIを完備していて即手術が可能なところを紹介される
   ↓
・結局、今のこの病院を紹介される

って言われる流れになるのは分かってるし、この日は日曜日だから、他の個人病院等はそもそも開いていない。



私:
「じゃあ、今MRI撮るのに麻酔をして、明日また手術で麻酔・・・2回も続けて麻酔するってことですか?」

先生:
「そうなります。」

私:
「それならMRIも明日にしたら、麻酔は1度で済むのでは?」

先生:
「それはそうですが、今日中にMRI撮って発症箇所を特定しておけば、明日即手術が可能です。
MRIを明日にすると、麻酔前検査等で手術に入るまでに時間がかかります。
発症時からのタイムリミット(グレード5になってしまったら48時間以内)を考えると、それはおすすめできません。」


先生:
「“高齢になるほど麻酔は怖い”というイメージがあるけれど、そういうわけではないから。
全く問題は無い。とは言えない。それは犬に限らず、人間の場合でもそうであるように。
麻酔に対するアレルギー等、耐性があるかちゃんと検査するし、高齢が問題というわけでは無いから、そこは心配しなくていい。」


とは言われても、麻酔に対する怖さはある。
でも、今日中に調べておけば、明日連れてきたら即手術に入れる。

13歳の高齢。2日続けて麻酔か・・・
今日検査しなくて明日、手術の時間までにもしグレード5になってしまったら・・・




いろんなことが頭をぐるぐるぐるぐるしたけれど、

私:
「分かりました、今日MRI、明日手術でお願いします。」



このまま預けて検査。私は一旦帰宅。




【2019.5.12 日曜の夜】


病院から電話あり、18:00に迎えに行く。

レントゲンとMRIの結果、かなりしっかりとした重度な圧迫がみられる、とのこと。
明日の朝、病院連れて行ったら即手術です。




後ろ足は両方完全に麻痺しているうえに、まだ麻酔が効いていてとろんとろんのシェイク。

なぜか頭部が後ろ後ろへと引っ張られ、とても辛そう。

先生曰く「ヘルニアで背骨が吊ったようになっているんだけど、それが麻酔によってコントロールができない状態になっている。」
とのこと。



190602a
これは娘に頭を乗せている・・・というよりも、首が後ろにいってしまうので
娘が“支え”になっています。




190602b
麻酔が切れるまで、ずっと首がこの状態でした。
 






いろんなことが頭を駆け巡った日。

翌日は手術です。


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もうちょっとまめに更新するように頑張る!

(つもり)












シェイクが椎間板ヘルニアを発症した時。

とにかく不安で不安で、ここんとこ全然開かなかったパソコンを開き、
片っ端から読み漁ったのが、実際にヘルニアにかかったワンちゃんのブログを書いている人の記事。

動物病院の記事とかもいろいろ見たんだけど、
やっぱり一番ためになったのが、実際飼われているわんちゃんの様子をブログにされている人の記事だった。


今から3週間前に「グレード4」の重度のヘルニアを患ってしまった我が家のダックス13歳♂・シェイク。

同じ病で悩んでいる飼い主さんの参考になればと思い、
発症時の様子から事細かく、順に綴って記録していこうと思います。



**********

【2019.5.11 土曜の夜】

いつものように夫がシェイクを散歩に連れて行き、戻ってきたら。

なんだか全く動かない。

かと言って、なんかしんどそうな、辛そうな顔をしているわけでも無い。

高齢なこともあり、もう2年ほど前から散歩自体「別に行きたくなーい。寝ていたーい。」
っていう子だったので、帰ってきて即寝も当たり前。

おーいシェイクー。どうしたー?

↑↑↑

こんな感じで特に悲壮な感じでもなく、軽く声かけたりしていて、私はソファーで寝転がってテレビを見ていた。


そこから暫く経ってもシェイク、動かず。






ん?
・・・・なんか様子がおかしい??←ようやく何か異変に気がつく。


その頃、やっと動き出した。

お水を飲みに歩いて行った。

・・・が、その歩き方がおかしい!後ろ足がふらふらだ!




これはもしや、ヘルニアの再発??と、この時すぐに思った。

約1年半前に初期のヘルニア(グレード1)に罹ったことがあるシェイク。

その時は抱っこをすると「キャイン!」と鳴いてどこかを痛がる感じ。でもそれがどこかは分からなかった。
足自体には異変は無かったので「何??どうしたの??」という感じだった。



今回はその「キャイン!」が無い。

夫曰く、散歩の時もいつもどおり。何もなかった。と。



むむむ・・・。
ヘルニアって、痛いんじゃないの?
なんで今回は鳴かない???
むむむ・・・。


後ろ足ふらふらだけど、歩くのは歩いてる。
トイレも普通にできている。


ヘルニアでは無い?の・・・?



もやもやしつつも、とにかく夜なので翌日病院に行くことに。

いつも行っている病院は結構大きな病院で医師が12名程いて、予約が必要なところ。

シェイクの担当医を指名しての診察で、一番早い時間が16時。

うーん・・・遅い・・・。
もっと早く連れて行きたいけど、仕方がない・・・


16時で予約を取る。




何か様子がおかしい。と思うものの、
しんどそうでも無いし、顔もきょとーん。と、いつもどおりのおとぼけさん顔。

とりあえず今日は寝ようかシェイクさん。



************

これは今回のヘルニア発症の数日前に撮影した写真。

190601a
/よいとせーのー、\







190601b
/こらせー\





安定のケツもも族。





190601d
ここはシェイクの大好きな場所。






このつるピカな背中に、
190601c
数日後にメスが入るなんて思いもせず・・・








病院予約の翌日、あんな状態になるとは思いもせず・・・






つづく


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ヘルニアグレード4の手術(5月13日)から3週間が経過。
IMG_8634
抜糸後の傷口のかさぶたもようやく取れ、
昨夜、随分と久しぶりのお風呂へ。


グッドスメルだった犬臭とおさらばして、久々のしょーもないシャンプーの香りに。

(お風呂の直前は猛烈に犬臭クンカクンカ吸い溜めしてやったわ)


 
前回の記事でも書いたとおり、術後驚異的な回復力を見せたおじさんですが。

その後も順調です。

グレード4にもなると、歩けるようになるまで1ヶ月はかかる。と言われていたのがまるで嘘のように、歩きまくりです。

まだ少しくねくねするけれど。
後ろ足のふんばり効かずに斜めに立ってることもあるけれど。
     
でも、言われなければ分からないぐらい、結構普通に歩いてます。

       
とは言っても。

歩けるからと言っても、
術後3〜4ヶ月は再発の可能性もあるうえに、さらに13歳と高齢犬。

安静に
安静に。

すごーーく歩きたがるし走りたがるけれど、安静に。


IMG_8610
散歩は基本、カートを使用です。


「うん、いい筋肉してる!」って医師に太鼓判押されていたムチムチの太腿が、この3週間で見事に痩せ細ってしまいました。

歩かない・歩けないから今は仕方がない。

リハビリで自転車漕ぎ運動や屈伸運動を続けて筋力つけてます。←すっごい怒るからま〜あやりにくいったら







ヘルニア発症時は心配で心配で、もうどうしよう…って思っていたけれど。



IMG_8632
今ではこんな穏やかなねむねむ顔を見せてくれて、

そして今までどおり、穏やかな寝顔も見せてくれて、














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ほーら穏やか。





シェイクさん、
まだもうちょっとリハビリ頑張るよ〜!





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さよなら諭吉、大脱走。
笑っちゃうぐらい










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/ここから出すがよい。\






今日から5日前の5月11日の土曜日の夜に、


シェイク、ヘルニア再発しました・・・。
(ちなみに上記↑リンク先↑の膵炎に関しては、以降特に問題無しです)




犬のヘルニアには5段階あり、

前回は初期も初期のグレード1ですぐに治ったけれど。


今回はグレード4です、とってもよろしくない状態です。泣

後ろ足が両方とも完全麻痺でずるずるとひきずり、前足だけで移動する状態。
排尿、排便も自力ではできない状態に。

足先等をつねるとまだ少し感覚があるのでグレード4だけど、これが全く無い場合はグレード5になります。

感覚がある。と言ってもほんの僅か。



13日の月曜、今から3日前に手術しました。

13歳と高齢犬。かなりかなり心配です。
だからと言って、手術をしない。なんていう方法は無い。

グレード4だし、13歳。
「入院期間は10日間です。」と言われました。



ふわあああ・・・・・

あのダメ犬&ビビリ日本一犬が、10日間も入院とな!
これは大変だ、まーじで大変だ。

先生もシェイクのダメっぷりはよ~くご存知なので、
「う~ん・・・早ければ5,6日で退院になるかもしれないね、シェイク君の場合。」って。





190505b
/早く早く出すがよい。




で、↑この画像が、今日の朝に撮影。

5,6日の入院。どころか、昨日15日にこのダメおじさんは退院してきましたよ・・・

入院期間たったの1泊2日。まじか
高齢の手術なのに、たったの1泊2日。まじかまじか




入院によるストレスがシェイクの場合は他の子の比ではなく、
「胃が全く動いていない」と、昨日の朝、先生から電話が。

胃液が溜まっているのに胃自体は全く動いていないらしく、明らかにストレスによるもの、と。


・手術痕が思ったよりも状態が良いし、
・ご飯は面会時に家族の手からしか食べないし、
・安静にできるのなら(狭いキャリーとかお持ちなら)



「退院させましょう。」と先生。


えぇぇeee~~~!!まじですか

10日入院予定が2日で退院って、まじ!?!?



若いワンちゃんならともかく、13歳だよ13歳。
しかもグレード4だよ・・・



とか思っていたら、退院前の診察台での検診にて、びっくりするような回復力をみせたシェイク。
ストレスMAXすぎて、帰りたい帰りたいが強すぎて、私達家族の顔を見るなり、

後ろ足が立った!

ナックル(肉球ではなく、甲側が地面についている)状態になったり、ふらふらのヨタヨタだけど立ってる!

グレード4といえば多少痛覚がある程度。なのに。



恐るべし13歳。
手術した翌日にこの回復力。

歩けるようになるには、うん・・・まだまだね・・・。って先生も言っていたのに、
これには先生もびっくり。
「シェイク君すごい。これは驚異的!これはもう、連れて帰ったらすぐに自分でおしっこ出来るよ!」って。




グレード4は膀胱も麻痺するので、自力排尿不可です。
膀胱がぱんぱんになったら自然に出るけれど、自分の意思では出せないので垂れ流し状態になる。と言われていたのに、

本当に連れて帰ったらすぐ自分でおしっこをしました。

しかも、診察台で見たときよりも足がかなりしっかりしている!




(´;ω;`) ぶあああ


リーダー感激。






パピー時代だから、今から12~13年前以来の使用のキャリーだったけど。(よく捨てずに置いておいたな)

まあ、怒る怒る。

動き回らないようにさえすればいいので、今日のお昼ごろから、キャリーから大きいゲージに変更。

190505c
おしっこシートの方で寝る。
ゲージあるある。

キッチンのほうにトイレがあって、いつもそこでコマンドしてからするので、まあゲージ内ではしませんけどね・・・









190505d
「今日明日はしっかり安静にするように。」と昨日先生に言われているので、常に目を光らせつつ。






\全ワン共通。シートぐちゃの刑/
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ちょ、おじさん、そんな暴れるでないよ・・・(ちゃんと見てます、ご心配なく)




すっごい暴れているように見えますが。汗

大丈夫です、ちゃんと監視してます
↓↓↓

190505f
っていうか、後ろ足立ってるやん!

すごいぞおじさん!





入院10日間と思っていたので悠長にしていたけれど。

昨日あわてて楽天であれやこれやと注文しました。



滑り防止の為、リビングにカーペットをしきつめる事にしました。
移動用にカートも必要だ。

リハビリに後ろ足用のハーネスも準備せねば。




早ければ明日にはカーペットが届くはず。

なので、今日はしこたま掃除デーです。

とか言いながらパソコンカタカタ。


190505g

これから介護とリハビリ生活が始まります。

全然苦じゃないよ!

2日間シェイクがいなかっただけで、もう(´;ω;`)ぶあああ




よーし。
もういっちょ掃除しますかぁ




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犬のいない生活なんて。









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